アルミ製とステンレス製のスタンド看板の特徴と違い
お店の前やお店への最寄りの曲がり角、路上(道路交通法などクリアの場合)などに置き、店舗の魅力をアピールしたり、お店の場所を指し示したりして、お客様の店舗への入店促進やキャッチ効果があるのがスタンド看板です。
屋外に置くという性質上、金属製で丈夫なものがベストですが、アルミ製とステンレス製ではどのような違いがあるのでしょうか?
アルミ製のスタンド看板
アルミと略されて呼ばれることが多いアルミニウムは、スタンド看板の素材としてメジャーです。
軽量で軟らかく、加工しやすいアルミは、看板のフレームとして使われることが多くなります。
A型看板ではフレームがアルミで、看板面は黒板などとなっているのをよく見かけます。
電飾看板やイーゼルなどのフレームにも使われています。
また、T型(タワーサイン)では、フレームがアルミ、画板はアルミ複合板になっているものなどがあります。
性質的にはイオン化傾向がありますが、表面に酸化皮膜ができるため耐食性があり、錆にも強いです。
非常に便利な素材だけに色々なフレームになっていますが、若干耐久性は低いというデメリットがあります。
ステンレス製のスタンド看板
鉄成分が50%以上で、それ以外のクロムなどを含む合金鋼がステンレスです。
表面が薄い不動態皮膜(クロムの酸化皮膜)で覆われているため耐食性が高く、錆びにくいというメリットがあります。
素材としてのデメリットは、重く、価格が高めで、加工しにくいという点になります。
ビジュアルとしての特徴は、わずかに光沢があり、高級感を持つ素材です。
また、ヘアラインと呼ばれる美しい模様を出すこともできます。
ステンレスのスタンド看板で特に目を引く形状はL型です。
これは、横から見て「L」の字に見えるもので、一枚の長いステンレス板を折り曲げたスタイルは、デザイン性に優れます。
このフォームは看板面を曲面に仕上げていることも多く、平面の看板よりもスタイリッシュでキャッチーな仕上げにできます。
アルミとステンレスの違い
1円硬貨に使われているアルミ、そして錆が少ないことで知られているステンレスは、どちらも看板の素材として多く使われています。
アルミはステンレスと比べて強度は低いですが、その分加工がしやすくフレームなどに多く用いられています。
また、軽さもあるので、使い勝手が良い素材となっています。
見た目の違いとしては、アルミは艶消しのマットな仕上がりで優しい印象を与え、ステンレスは光沢があり高級感のある雰囲気を演出できます。
以上がスタンド看板におけるアルミ製とステンレス製の特徴と違いです。
どちらも一長一短あるので、お店の雰囲気やイメージに合ったものでコスト感が適したものを選んで下さい。