同業者には教えたくないけど教えちゃう。必勝ディスプレイ術

こんにちは!
お店の売り上げって、なかなか思い通りにならないですよね。
それが「売れすぎちゃって困る!」なんて贅沢な悩みなら良いですけど、大抵は「思ったより売り上げが伸びない!」ですよね……。

少しでも売り上げを伸ばす為には商品とお客様の接触回数を上げることです。
そこで、ディスプレイの力を使ってお客様に商品を知って貰うところから始めましょう!

売れる商品とオススメしたい商品を厳選する

美しく洗練されたお店と、そうではない特徴のないお店を比べると、同じ商品を同じ値段で取り扱っていても売り上げに差が出ます。
例えば、埃をかぶった商品が陳列されていては、どんなに新しくて高品質なものであったとしても、お客様の心には響かないどころかマイナスイメージです。
また、売り上げを伸ばしたいからといって、取り扱っている全ての商品をメリハリなく扱うと、お店全体の印象がぼやけてしまいます。
これでは洗練されていない単調なお店になり、お客様の購買意欲も下がってしまう要素を含んでいます。

洗練されたお店は、清潔であることは当然として、ディスプレイをより購買意欲を刺激する印象的なものにするように、工夫や趣向を凝らしているものです。
印象的なディスプレイにするには「何を売っているのか?どんな商品があるのか?」など商品を厳選して見せることが視覚的にも訴求としても大変効果的です。

お客様にお店の都合を押し付けられていると感じられると、かえってマイナスイメージを与えてしまうので、オススメしたい商品だけではなく、売れている定番商品も力を入れるなどバランス良いディスプレイが理想です。
ただ、オススメしたい商品が、店舗側の都合によるものや、お客様のニーズからズレてしまうと売り上げが伸びないばかりか在庫を抱えることになります。
といって、肝心の商品の在庫を絞って品切れを起こすと、何を売りたいお店か判らないことになってしまいます。

なかなかバランスが難しいですが、お客様のニーズをしっかりと見極められるように、日頃からアンケート等のマーケティングを実施しておきたいですね。

お客様の視野を意識する

どんなに優れた商品でも、お客様に商品の存在を知って貰うことがいちばんです。
お客様に商品を気付いてもらうためには、陳列の際にお客様の視野と視線を意識しましょう。

目線より高い位置にある商品はお客様の目に入りにくいので、スルーされる可能性が高くなるどころか、場合によっては商品の存在自体に気付かれないなんてこともあります。
併せて重要な点は、視野を意識するときには自分の目線だけで考えないことです。

もしもアナタの背が高い場合は、自分には見やすくても、背の低い方には見にくいということは大いにありえます。
具体的には、足元から60~140cm位がゴールデンスペースといわれるディスプレイには効果的な高さだといわれています。
140~180cm位までが、少し高めですが商品が見えやすい位置で、180cm以上の高さにある商品は余り手に取られることのない陳列スペースです。

では、お店の上の方に商品は置かない方が良いのかというと、そうではありません。
上の空間はお店の雰囲気を作るために重要なスペースです。
売り上げ自体を目指すのではなく、お客様にお店のイメージを持って貰うためのものだと考えると良いでしょう。

もちろんそういう商品でも販売につながるような販促は必要です。
ディスプレイでは売りたい商品はお客様の目につきやすいゴールデンスペースに、お店の雰囲気を作り出す商品は高い位置に配置すると視覚的にも売り上げ的にも良いバランスでしょう。

POPはフォーマットを決めて手作りで

お客様に商品に注目してもらうのと、商品の良さを知ってもらうのには、POPを効果的に使ってみてはどうでしょう。

商品のPOPは、メーカーが用意してくれる場合もありますが、お店独自に『手書き』で作るのがオススメですよ。
手書きのPOPを作る主な効果は3つの利点があります。

1つ目は、お店独自のフォーマットを決めて、全体的な統一感を作り出すことができるという点です。
もちろん、メーカーが用意してくれたPOPにもメーカーとしてのアピールやテイストなど要素的に考えられたものなので、バランス良く効果的に使うと良いでしょう。
他のメーカーの商品やラインナップを考慮して作られているわけではないので、お店全体の雰囲気やトーンから統一感がなくなる可能性があります。

2つ目は、POPを作る際は「誰に向けて売りたいのか」をより明確にできるという点です。
お店独自で作るPOPは、お店に来てくれるお客様の年齢、性別、生活スタイル、訴求ポイント等々を盛り込むことができます。
コツはアピールポイントをあれもこれもと盛り込まずに、シンプルにひとつに絞ることです。
お客様に刺さる具体的な数字を盛り込むと、商品を購入後の利用するイメージを掴みやすくなります。
他にも、TVや雑誌で紹介されたとか有名人が使っているという付加価値があるなら、可能な限り採用すると良いかも知れませんね。

3つ目は、手書きPOPには親近感があるという点です。
無機質な文字と比べてPOPの手書き文字の方が、お客様は直接お店の人にオススメされていると感じ、親近感と安心感に繋がります。場合によってはよりストレートな説得力のある内容を盛り込むことも可能です。
商品を知ってもらい、お店の雰囲気と説得力や親近感を作りだすことで、お客様に「この商品が欲しい」と思ってもらうのが理想的なPOPと言えます。

空間とカラーをコーディネートする

同業者には教えたくないけど教えちゃう。必勝ディスプレイ術

商品を厳選してお客様の視野を考慮して魅力的なPOPを作っても、お客様がお店に入って長く滞在してもらわなければ、なかなか購入までには至りません。

お店と商品をより魅力的に映すために、空間とカラーをコーディネートしましょう。
空間のコーディネートには、動線をコントロールしてお店の死角をなくしたり、滞在時間や商品との接触時間を上げたりする効果があります。

入口付近は入りやすい雰囲気を作り、お店の奥の方までゆっくり見て廻れるレイアウトが理想的です。
商品の陳列にも、基本的な三角構成には安定感のある印象、左右対称にはフォーマルな印象、左右非対称にはカジュアルな印象というように、陳列の仕方によりイメージが変わってきます。

配色を変えるだけでも売り上げは変わるように、カラーにはお客様の心理に働きかける力があります。
大きな企業やブランドにイメージカラーがあるのも、お客様に与える強いインパクトと色による訴求効果や印象に違いがあるからです。

照明にしても、青白い光には清々しさを感じ、オレンジがかった光には温かみを感じますよね。
お店全体を統一感のあるカラーで包むと調和を演出する効果がありますし、一部の商品にスポット的なカラーを当てることにより更に印象的に見える効果が得られます。

どんな空間、どんなカラーをコーディネートするかは、お店のテーマや雰囲気に合ったものを選ぶようにしましょう。

定期的にディスプレイを変化させる

いつ訪れても品揃えもディスプレイもかわり映えのない単調なイメージのお店では、お客様が継続的に利用してもらうためにはマイナスポイントです。
お客様に新鮮な驚きと喜びを持って貰うには、季節やイベントに合わせて装飾やレイアウトや取り扱う商品、POPに変化を与えることです。

一時的な売り上げを目指すならば、セールや広告でも充分な効果があるかも知れません。
変化に富んだ店舗をアピールするにも、ディスプレイの活用は非常に大きな要素です。
日々、人の心が変化するように、絶えず変化していくことがディスプレイの目指すところだと、私は思います。

お店のテーマや世界観を訴求しつつ、ディスプレイでダイナミックな変化をアピールできる店舗作りができれば最高ですよね。

いかがでしょうか。
厳選された商品とPOP作り、お客様の視線や動線に対する意識と重要性、ディスプレイ術は大変奥が深くやりがいのあるテーマです。
いきなりすべてを完璧にできるようにするのは難しいですが、より良いお店作りのために参考にして頂ければ幸いです。

もし「これならウチでもすぐできそう」というものがあればぜひお試しください!

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