ポップで使える効果的な色の組み合わせ(色彩)とは
ショップなどで商品を見ていると、アイテムの横にアピールポイントや使い方、効能・効果などを記した、カラフルな紙が貼ってあることがあります。
それらは、お店側が売りたい商品、特におすすめである商品などをアピールするための販促ツールとして使用しているもので、POP(ポップ)と呼ばれています。
お客様の目に訴える販促グッズですが、このポップには効果的な色の組み合わせがあることをご存知でしょうか?
ここではポップが販促に与える効果から、専門的な色の組み合わせの効果までを紹介します。
情報を伝えて売上アップに効果大なポップ
ポップは紙とカラーペンさえあれば誰でも作れる、手軽な販促アイテムです。
カラフルな色や大きな文字でユーザーの目を引き、興味を抱かせ、キャッチコピーや説明文で商品の魅力を伝えることができます。
つまり手軽な方法で、商品にとって非常に重要な“情報”を伝えることができるのです。
ただ商品棚に陳列しているだけでは地味だった商品が、ポップの効果によって売上が伸びるのは珍しいことではありません。
ポップで使う“色”について法則を学ぶ
商品の魅力・アピールポイントを伝えるのには、ぱっと目に入っただけで心に刺さるキャッチコピーを付けるのが最良ですが、ベストな言葉を選択するのは非常に難しいことです。
その点、色の使い方をマスターしてしまえば、法則に従って配色すれば良いので、慣れれば難しいことではありません。
色には相性と効果的な組み合わせがあるので、そのコツさえ覚えてしまえば、ポップ作りが何段階も簡単になります。
「類似色」と「補色」を使いこなして商品にあったポップを
色には異なる色による循環性を表した「色相環」という考え方がありますが、「色相環」には「類似色」「補色」という基本があります。
例えば、赤をベースにするならば、対角の色である緑を使うと「補色」の関係となり、最も目立ってインパクトのある配色になります。
赤、オレンジ(だいだい)、黄色は「類似色」なので相性が良く、これらを組み合わせことで温かみのあるポップにできます。
また、赤、オレンジ(だいだい)、黄色には色自体に誘引性があるので、使用するだけで目を引けるというメリットもあります。
これらのカラーは商品のイメージに合わせて使えればさらに効果大です。
なお、同じ赤でも色の濃淡や彩度に差を付けて、「同系色」として統一感のあるイメージで訴えかけることも可能です。
クールなイメージの商品には青系を使って爽やかに、和のイメージを伝えたい時は渋めの色を使ってみると良いでしょう。
色の組み合わせは基本的な相性と組み合わせがあるので、商品のイメージや伝えたい内容に合わせて使い分けましょう。
ポップは色がごちゃごちゃしすぎない程度にカラフルな方が目を引きます。
色々なカラーを試してみて、商品をアピールしてみましょう。
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