プライスカードの価格表記は税抜き?税込み?

商品を購入する時に価格をまったく確認しないという人は少数派で、多くの人は価格を確認してから購入するでしょう。
その時の、プライスカードに記されている価格は「税抜き」でしょうか?「税込み」でしょうか?

気になるプライスカードの価格表記についてまとめてみました。

プライスカードの価格表記には決まりがあるの?

消費者に対して商品を販売する場合や、何らかのサービスを提供する場合、提供する側はプライスカードや値札などに価格を表示します。
この表示する金額は、消費税額を含めた価格である「税込み」の価格を表示する義務が生じます。
これを「総額表示義務」と言い、平成16年4月から実施されています。

それ以前は消費税分が引かれた「税抜き表示」であったため、レジで精算した際に割高感が否めなかったり、予想外の金額を請求されるという事象が多く発生しました。
この事態を打開するために、消費者に価格をわかりやすく提示する総額表示義務が設けられたのです。

消費税の総額表示の特別措置法について

しかし、いまだにプライスカードに表示する価格が、税抜き表示と税込み表示の両方が混在するケースが目立ちます。
というのも平成25年10月1日から平成33年3月31日までの期間は、「消費税の総額表示特別措置法」が設けられているからです。
その理由として、度重なる消費税率の引き上げが背景にあります。

消費税が上がると値札の貼り換えやレジの調整などの事務負担がかかり、小規模な業者ほどダメージは大きくなります。
そのため、特別措置法が適用されている間は、プライスカードで表示する価格が「税込み」の価格ではないと消費者にわかるような配慮をしていれば、税抜き価格を表示しても問題ないことになっています。

税込み価格でないとわかる配慮とは、例えば「●●円(税抜)」「●●円(本体価格)」「●●円(+税)」という表示が該当します。
あくまでも消費税の税率が安定するまでの一時的な措置となりますが、業者によっては配慮をせずに価格表示を行っているケースもあり、本当の価格は消費者自身が気を付けなければならないこともあります。

訪日外国人に対してプライスカードはどう対応するのか

海外ではプライスカードでの表示はその国によって様々で、税抜き価格が当たり前の国、総額表示が当たり前の国、そもそも表示がない国などがあります。
精算時にスムーズに対応できるように、訪日外国人向けにもプライスカードの対応を考えなければなりません。
そのため、プライスカードの表示価格は税込み表示なのか税抜き表示なのかを、外国語で併記するなどの対応が必要です。

税以外でも、お酒やたばこのように年齢によって販売制限のある商品については、その旨をピクトグラムや英語、中国語など共通言語などで断っておく必要があります。

日本人だけではなく訪日外国人など、どんな人にも一目でわかるようなプライスカードづくりをすると、トラブルなく精算を済ませることができるでしょう。

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