プライスカードの書き方のポイント
お店で商品を買おうと思ったとき、たとえ見知った商品であっても値段を確認してから買うのが人の常です。
デパートやスーパー、小さな小売店はもちろん、飲食店などでもプライスカードを上手に使ってお客様に値段をアピールしているお店は多くあります。
では、お客様の目を引くプライスカードを書くには、どのようなポイントがあるのでしょうか?
プライスカードとは?
プライスカードとは何かというと、以前は「値札」と言われていたものです。
商品のセールスポイントやアピールポイントを訴えるPOPとは違い、あくまでも商品の値段を伝えることを目的としたものです。商品名と値段以外にも「大特価」「SALE」「特売品」など買い物客にとって重要な情報を短くわかりやすい言葉で伝えています。
POPなどで誘導されたお客様に、最終的に商品を手に取ってもらう最後の一押しを演出するものでもあり、通りすがりのお客様が「あ、安いし買おう」と短時間で「買う事を決断させる」重要なアイテムでもあります。
そのためプライスカードのデザインはわかりやすく目立つものを作る必要があります。
プライスカードを書く上で一番重要なポイントは?
プライスカードはPOPとは違いあくまでも「値札」という立ち位置なので、POPほどの情報量は必要ありませんが、最も重要である「価格」をどのように書くかがポイントとなります。
例えば商品がたくさん陳列されている場合、小さな文字で価格が表示されていても他の商品と同化して気づいてもらえない可能性があります。
また、せっかくのセール品や特売品なのに、その表示がなければ通常品と同じように認識されてしまいます。
「特売・SALEなどの表示」「商品名」「価格」はパっと見でもわかるように書きましょう。
そのためには見やすく、記憶に残りやすいフォントやデザインで作ることが重要となります。
プライスカードに数字や文字を書く際のポイントや注意点は?
プライスカードに数字や文字を書く際のポイントは「字間を詰める」事です。
例えば「¥1280」など4桁の価格の場合、数字の間に隙間があると不思議と「安い」と感じ取ってもらえません。
この場合「¥」の文字を小さくし「1280」の文字の字間を詰め、文字を一塊にすることにより、判別しやすく「安い」と感じる数字の並びとなります。
漢字やひらがな、カタカナなども同様で、同じマス目の大きさで描くと間延びせず、見やすい一塊の文字となります。
字間を詰めて文字を一塊とする技法は訴求力を高めるとして注目され、同様にPOPなどにも応用が可能です。
もし字や絵を描く事が苦手な人ならばパソコンでプライスカードのテンプレートを利用して作成する方法もあるので、自分にあったやり方でお客様の目を引くプライスカードを作ってみましょう。