消毒液やサージカルマスク不足の原因と不足解消へ向けた取り組み

全国的に、アルコール消毒液やサージカルマスクの不足が叫ばれています。
特に、多くの人と接する機会のある小売店舗やクリニックでは、調達に日夜頭を悩ませているところも多いのではないでしょうか。

□マスクの輸入量や生産量は増えている

そもそも、どうしてマスクは市場に出回らないのでしょうか。
現在、コロナウイルス感染防止のためのマスク需要を受け、政府は中国などから輸入量を増やしています。
また、トヨタやシャープ、アイリスオーヤマといった企業が、マスク生産に着手するなど生産量を増やす取り組みが各地でなされています。
ネットで高額転売される事態を重くみて政府が発令した、転売規制についても記憶に新しいところです。
生産や輸入が増え、そして転売の取り締まりが実施されているなら、マスクや消毒液は市場に出回るはずです。
しかしドラッグストアやホームセンター、100円ショップをまわっても必要なマスクを購入できたという声はあまりききません。これはどうしてなのでしょうか。

□医療機関に回すため、マスクの需要に供給がいまだ追いついていない

増産されたサージカルマスクは、現在多くの医療機関、介護施設へ優先的に供給されています。
政府は、コロナウイルスとの戦いの最前線である医療機関に3,500万枚のマスクを供給する緊急対応策をとっています。
それでもまだ、全国的に医療機関や介護施設ではマスクや消毒液が不足傾向にあります。
最優先されるべき医療機関にもマスクが足りていない以上、市場に出回る数は少なくて当然なのかもしれません。

□”畑違い”のマスク生産に乗り出した企業:マスク不足解消の取り組み

とはいえ、マスク不足を解消するために多くの企業が立ち上がっています。
その多くは、これまでマスクや消毒液を生産した実績のない、いわば”畑違い”の別業種。ですが、それだけに、世界的な危機にできることをしようという気概がうかがえます。

□下着メーカーの渡辺商店がマスク製造をスタート

九州を拠点とする女性用下着メーカー、渡辺商店は、布製マスクの製造を始めました。
肌に身につけるという点において、マスクも肌着は似ているというコンセプトのもと生産をスタート。なお、手ぬぐいから作るマスクの型紙をホームページに掲載するなど、市民の不安解消のための取り組みも実施しています。

□東レはマスクの原材料を増産へ

紡績・繊維の大手である東レは、マスクの原材料である不織布の生産を5月以降にかけて2.6倍に拡大すると発表しています。
紙オムツ向けの製造ラインや工場を活用して、マスク向けの不織布を生産。工場は中国や韓国、インドネシア、インドなど海外にありますが、不織布は国内メーカー向けに供給されるということです。
また、医療機関向けの防護服についても生産体制を整える方針を発表しています。

□トヨタはマスクを自給自足し医療機器の生産に着手

トヨタはグループ会社内で必要な分のマスクを自社生産することで、市場のマスク不足を緩和する試みを実施しています。
また、3Dプリンタを駆使して医療用フェイスシールドを制作、さらに人工呼吸器や医療従事者向けの車両製造を支援するなど、国内だけでなく国外でも積極的に支援事業をおこなっています。

□アイリスオーヤマはもとある生産体制を強化

もともとの生産体制を強化した企業もあります。
アイリスオーヤマは、マスク不足の長期化を見込み、一部工場を10億円の設備投資によって改修。3月末日時点で1億4,000万枚/月の供給が可能になったと公表しています。

□シャープは政府要請を受けマスク生産に着手

電機メーカーのシャープは、経済産業省からの要請に応えるかたちで、これまで海外のみで生産されていたマスクの国内生産をスタートさせました。
スピーディにマスク生産体制を整えられたのは、精密機器を製造するための環境であるクリーンルームを保有し、また、すでにマスク生産を実施していた鴻海(ホンハイ)から技術提供があったおかげです。

□店舗にとって、マスクや消毒液は今後ストック必須の備品となる

このような各企業の取り組みをみると、マスクの高需要は決して一時的でないことが伺えます。

・マスクや消毒液は今後も品薄状態が続く

・人と会う時や接客業にとっての必須アイテムとなる

つまり店舗を経営する上では、従業員を守るため、また感染を広げないために、備品としてマスクや消毒液の確保が重要になってきます。
引き続き多くの来店が予想されるドラッグストア、スーパーマーケット、書店、ホームセンター、オフィス街の飲食店などは、マスクの確保が急がれます。

□マスクや消毒液の利用を促す多目的シール

コロナウイルス対策においては、マスクの使用を啓蒙したり、来店者に消毒液を使うよう促すことも大切です。
直感的にマスクや消毒液のことが理解できるピクトグラムを用いたステッカーや案内プレートを設置することで、店舗を訪れるより多くの消費者に周知させることができるでしょう。
プレート看板は、紙プリントと違って長持ちする上、消毒もしやすいのでオススメです。
店内のいろいろなところに掲げて、消費者に注意喚起をしていきましょう。

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