ポスターの裏打ちの方法とは

世の中には色々なポスターが出回っていますが、手元に1枚だけあるものだったり、数十年前のものでそれ以外は入手不可能だったりと、貴重なポスターも多くあります。
そのような大事なポスターも紙でできているので、一度折り目がついてしまうと、重しをしたりして目立たなくしようとしても、どうしても目についてしまうことがあります。

大切なポスターの折り目やシワ、起伏などをキレイにできる「裏打ち」という方法があるので、ここで紹介していきます。

伝統的な技術である裏打ち

裏打ちとは、紙や布・革などの裏に、別の和紙や布などを貼って厚く丈夫にする技法です。
水彩画や水墨画などに使われてきた伝統の技法で、起伏をなくしたり、丈夫にしたり、たるみをなくす目的で行われてきました。

ポスターに用いる場合は、シワや起伏、折り目などをなくし、丸めて保管してあったために丸まりクセのついてしまったポスターをピンとキレイに伸ばすこともできます。

ポスターの裏打ちはどのような方法・手順で行うか

古来からの方法は裏に紙や布を貼る方法でしたが、現代でもその方法は継承されています。

裏打ちに使うポスターに水分を与えてシワを伸ばし、刷毛などでさらに丁寧に折り目などを伸ばしていきます。
その後、糊をつけた裏打ち用の紙や布をポスターに貼り付け、乾かせば完成です。

また、現代的な手法としては、熱で溶けるシートの上にポスターをのせ、機材でプレスしてシワやたるみを伸ばす、ドライマウント加工という方法もあります。

裏打ちを自分で挑戦するのは可能かどうか

裏打ちをするには、少なくとも作業を行う広いスペース、裏打ち用の紙、糊、刷毛、裏打ちしたポスターを乾かす板などが必要になります。
それらを揃えるだけでも一苦労ですが、さらに丁寧な作業が必要になるため、工程はシンプルでも自分で行うのはリスクが生じます。

世界に1枚だけのものや入手が困難なものなど、大切なポスターをキレイに復活させられる裏打ちですが、自分でやるには失敗の危険が高すぎるので、専門店に依頼するのが良いでしょう。
ポスターパネル